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30 April 2020ケンブリッジパスウェイ(Cambridge Internationalについて-②)
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このシリーズのほかの記事はこちらをご覧ください:
・Cambridge Internationalについて-① 日/英
・Cambridge Internationalと国際バカロレア(IB)(Cambridge Internationalについて-③)日/英
・インターナショナルスクールからの大学進学(Cambridge Internationalについて-④)日/英
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Cambridge Internationalは、日本の小中高の3段階システムと異なり、以下の4つのステージで構成されます。
・Cambridge Primary (5 - 11歳)
・Cambridge Lower Secondary (11 - 14歳)
・Cambridge Upper Secondary (14 - 16歳)
・Cambridge Advanced (16 - 19歳)
日本の学校システムとの学年対応比較は以下の通りです。
Cambridge Primary (Year 1 - 6)
Cambridge Primaryは、5〜11歳の6年間のプログラムです。英語、算数、サイエンス、ICT、Global Perspectives、アートなど様々な科目があり、各学校は任意の組み合わせで科目を提供します。 プログラムの最後に、Checkpointという最終評価テストがあり、学習者の長所と短所を含めたフィードバックが提供されます。
Cambridge Lower Secondary (Year 7 - 9)
3年間のプログラムで、生徒は通常11〜14歳です。Cambridge Primaryの内容と連続性を持った各科目について、プログラムの最後にCheckpointテストがあります。英語・数学・サイエンスはCambridge Inernationalによる採点で、Global Perspectivesはリサーチレポートを学校教員が採点し、更にケンブリッジがモデレートする慎重なプロセスを踏みます。
Cambridge Upper Secondary (IGCSE / O Level) (Year 10 -11)
Cambridge Upper Secondaryでは、14歳から16歳向けにIGCSEとO Levelの2種類の2年間プログラムがあります。ここではより広く知られるIGCSEについて説明します。 IGCSEは、International General Certificate of Secondary Educationの略です。
IGCSEは日本では全くと言ってよいほど知名度がありません。しかし、海外の人とIGCSEについて話すと実感するかもしれませんが、IGCSEは、中等教育分野において世界でもっともよく知られ、実際に、最も人気のある国際資格です。 2019年現在、IGCSEは150か国以上、世界中の4800以上の学校で採用されています。生徒はこの過程で5〜8科目を勉強します。ケンブリッジのIGCSE評価の成績は国際的に認められております。
Cambridge Advanced (AS & A Level)
Cambridge Advancedは16〜19歳を対象としたプログラムで、1年間プログラムとしてAS Level (Advanced Subsidiary)、2年間プログラムとしてA Levelがあります。1951年に開発されて以降、約70年の長い歴史を有したプログラムです。
学び方としては、1)1年間かけてAS(別名、「A1」)のみ取得、2)AS(A1)資格を取得し、2年目にA Level(A2)を取得、3)2年間の学習を経てA Levelを取得、の選択肢があります。
AS / A Levelでは必修科目というものはなく、生徒はASレベル科目を4科目程度、Aレベルでは3科目程度を履修します。
試験は年に2回で、6月と11月です。評価結果はそれぞれ8月と1月に出ます。Aレベルの評価は合格/不合格といった2択ではなく、スコアによる評価です。Aレベルは、A *(最高)からE(最低合格ライン)で評価されます。ASはAからEで評価されます。トップ大学に入学するには、A*~Aの成績を得ることが必要です。
以上、Cambridge Internationalの4段階を概観しました。Cambridge Internationalはイギリスのケンブリッジ大学発祥ではありますが、Internationalの名の通り、特定国の価値観の影響を受けないよう配慮されており、世界中の学生が学ぶことを考慮したカリキュラムとなっています。
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